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【セミくんいよいよこんやです】紹介♡図鑑の前に、手に取ってみて!!
ミーンミーンと力強く鳴くセミは、夏を代表する昆虫ですね!
あの鳴き声を聞いてるだけでさらに温度が+2度されるような気もします(笑)
短い命。生きた証を一生懸命に残そうとしているセミ。
セミの土の中にいる期間を知っていますか?
約2~5年だそうです!
昆虫の中でも、幼虫の期間が長いのだとか!
夏のほんの数か月しか会えないセミ。
観察したり、虫取りしたりする時間は限られているので、
一緒に遊べる機会に、この絵本も手に取っていただきたいです。
【セミくんいよいよこんやです】 作者・出版社
【さく】工藤ノリコ
【出版社】教育画劇
【セミくんいよいよこんやです】あらすじ
ジリリリリーン セミくんに電話が来ました
「はいもしもし、そうです。いよいよ今夜です」
電話の相手はカブトムシ。
今夜だと聞いたカブトムシは、虫たちに連絡を入れます。
それを聞いた虫たちも、他の虫へ連絡。
みんなでわっせわっせ準備をします。
一方セミくんは、これまで住んだ家に別れを告げて、
木にくっついて、殻を脱ぎます。
羽が生えて、大人のセミになりました。
セミくんおめでとう!虫さんたちが飛べるようになったセミくんを
お祝いしてくれました♡
【せみくんいよいよこんやです】対象年齢・感想
3歳~楽しめる絵本だと思います。
内容をしっかり理解できるのは5歳~かなと思います。
ノラネコくんだんの作者でもある、工藤ノリコさんの絵は、
やさしい色遣いで、昆虫一つ一つが可愛く描かれていて、
幼虫はおしゃぶりをしていたり、細部のイラストにもこだわりが
あり、そこに目を向けると大人もクスッと笑えます(笑)
子どもから大人まで親しみやすい絵本です。
見どころは、セミくんが家を出て
木につかまって、殻を脱ぐところです
セミの抜け殻とセミの成虫って全然似てないですよね。
子どもも、それを見ても幼虫から成虫になったって
なかなか理解が追い付かないと思いますが、
工藤ノリコさんの幼虫から成虫に変わっていく過程のイラストを
見ると少しずつイメージが沸きそうです。
大人になったセミくんを祝うパーティーも、公園や園庭では
毎晩こんなことが起きているのかな~とワクワクします♡
【セミくんいよこんやです】導入☆保育の場面・読み聞かせ
読み聞かせ前の導入

(3歳児)
セミの抜け殻~~~!

ピンポーン!!
(切れ目をみせて)ここ穴開いてるでしょ、、。(穴に指を入れる)
セミってね、、ここから出てくるんだよ!!!

(3歳児)
(きょとーん)
絵本を読み終えて

ほら!!セミさんは夜になったらこうやって
お洋服(殻)を脱いで出てくるんだよ~~!!
(絵本の羽化するシーンと抜け殻を並べて)
このお洋服を着ていたセミさんも、お外でパーティーしてもらったかもしれないね♡
図鑑の前に手に取ってほしいのは、
絵本を読むことで子どもの想像力が豊かになると考えるからです。
年長さんになると、パーティーなんてしてないよ!
というかもしれませんが、3歳児は絵本を見て、想像を膨らませます。
セミの近くにいる蝶を見つけたら
「あ!あのちょうちょも一緒にパーティーしたかも!!」と物語のストーリーに入り込み
想像力や感性がが豊かになるでしょう♡
ぜひ図鑑の前に読んでみて、たくさんたくさんイメージを膨らませて、
「虫はそんなことしてないよ~~」と言うようになったら
成長したなと思って、一緒に図鑑を広げて生態を詳しく調べてみてください♡
セミを触ってみよう!
無理強いはしませんが、夏の生き物に親しんで関わってほしいと願いをもって、
クラスの子には、セミを見せるようにしています。
セミを触ったことがない子、怖くて触れない子って結構いると思います。
(ミーンミーンの声が大きくてびっくりする、見た目が怖い等)

セミの足何本あるかな

(3歳児)
1、2、3、4、5、6、!! 6!!
何本かな?? と声かけすると意外とじっと見てたりします(笑)
そのあとは、片手でセミをもって、もう片方でセミの頭をなでながら

セミかわいいよ♡
頭つるつるして気持ちいいよ
触ってみる??
と声掛けをします。
子ども達の中で一人が触ると、
「あれ?痛くないの??怖くないのかな??」
「もしかして自分もできるかも!!」と次々にセミと関わりたい子が増えてきます。
そして、「見ててね~~」と言って
先生の服に着けてセミが飛んでいく様子を見せると、
「ぼくにも!!」、「わたしにも!!」
ともっと近くでセミが飛んでいく様子を見たいという子が♡♡
ここで、セミの持ち方を教えながら
生き物にも命があること、命を大切にすることを少しずつ伝えています。
これなーんだ