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【おばあちゃんがおばあちゃんになった日】 はいつ!?がよくわかる絵本
みんな年を重ねていきますが、おばあちゃんになるのは、
白髪が生えた時? おばあちゃんがおばあちゃんになった日は、、?
【おばあちゃんがおばあちゃんになった日】作品・出版社

【作】長野ヒデ子
【出版社】童心社
【おばあちゃんがおばあちゃんになった日】あらすじ
主人公のあこちゃんに、赤ちゃんが生まれました。
その間おばあちゃんがお手伝いに来てくれます。
絵本の中には、お父さんのお母さん、お母さんのお母さんのお話が出てきたり、
おばあちゃんが赤ちゃんだった時、女の子だった時の話も聞かせてくれます。
おばあちゃんがおばあちゃんになった日は、「お兄ちゃんが生まれた日」。
みんなが誕生をどんなに喜んだか教えてくれます。
お風呂であこちゃんが言います「あかちゃんいらない。おばあちゃんにあげる」
ですが、「やっぱり、、」と思い留まるあこちゃん。
おばあちゃんは孫と一緒にいると急がし嬉しい♡
心温まるお話です。
【おばあちゃんがおばあちゃんになった日】対象年齢・感想
「お父さんのお母さん」、「お母さんのお母さん」、「おばあちゃんも赤ちゃんだった」
と絵本を読んで、意味を理解できるのは4歳・5歳くらいかと思います。
生まれた時から「おばあちゃん」だった、おばあちゃんにも赤ちゃんの時があったんだよなんて
言われても、子どもは想像が追い付かないかもしれませんが、絵本を読んでいるとなんとなーくわかってきそうです。
また絵本を読みながら、「〇〇のばあばは、お父さんのお母さん」、「〇〇のおばあちゃんはお母さんのお母さん」
と伝えると、お父さんとお母さんにも、自分と同じようにお母さんがいたんだ!と少しずつ命の繋がりを知ることができます。
「もっとお母さんに甘えたい」というあこちゃんの気持ちと、その気持ちを包み込んでくれるおばあちゃんの優しさにほっこり♡
【おばあちゃんがおばあちゃんになった日】導入☆保育の場面・読み聞かせ
敬老の日の前に読み聞かせしています。
どっちのおばあちゃんか知っているかの確認というよりかは、
この読み聞かせが、おばあちゃんとお父さん、お母さんの関係性を知るきっかけになって欲しいと願って絵本が終わると問いかけています。

みんなのおばあちゃんも、昔は赤ちゃんだったんだって!
想像するのは難しいかもしれませんが、自分に置き換えて

みんなは1年生になって、お兄ちゃん、お姉ちゃんになって、、
お父さん、お母さんになって、、おじさん、おばさんになって、、
おじいちゃん、おばあちゃんになって、、
だから、おじいちゃんとおばあちゃんも、昔はみんなみたいな
子どもだった時もあったし、赤ちゃんだった時もあるんだね~~!
と子どもから大人になっていくイメージを伝えてから、おばあちゃんにも子どもの時があったことを
伝えると理解しやすいかもしれません。
いろんな経験をしてきたおばあちゃん、大好きなおばあちゃんのことをじっくり考えさせてくれる1冊だと思います♡
最後の「赤ちゃんをおばあちゃんにあげる」というシーンは、あこちゃんが赤ちゃんにお母さんを取られて寂しい気持ちと、お姉ちゃんになって嬉しい気持ちの葛藤が描かれていて、
1ページでシンプルに描かれているけど、戸惑い、葛藤に寄り添ってくれる心温まるお話です♡
敬老の日の前、赤ちゃんが生まれてお兄ちゃん、お姉ちゃんになった子にオススメの絵本です♡
お父さんのお母さんはどのおばあちゃんか知ってる!??
お母さんのお母さんは、どっちのおばあちゃんかな!??