季節に合わせた絵本選び、行事に合わせた絵本選びしてますか??
私はしようと心がけていますが、見つけるのが下手で、、。(笑)
『なつですよ』は自ら「夏に私を読んであげて~~!!」と
語りかけてくれたので、手に取ってみました(笑)
【なつですよ】 作者・出版社
【さく】柴田 晋吾
【え】 近藤 薫美子
【出版社】金の星社

【なつですよ】あらすじ
遠いところから地球へ、
『こんにちは なつは もう きましたか?』の問いかけから始まります。
それからは、ページをめくるたびに
「こんにちは なつですよ」と自然が応答してくれます。
「やまでは、せみたちの だいがっしょうが きこえてきます」
「おはよう なつですよ」
「みずうみでは、 とつぜん ざりがにが あらわれました」
最後は
「こんばんは なつですよ」と夜の笹の葉が出てきたり、
「こんにちは なつですよ」とプール開きの始まり。
【なつですよ】対象年齢・感想
対象年齢は3歳児~5歳児くらいかなと思います。
1ページのあたり文字が少ないので、字が読めるようになってきた子、
自分で絵本を読むのが楽しくなってきた子にもオススメ♪
絵がとてもダイナミックかつ繊細で、自然の力強さや生命力が美しく、
一瞬で絵本の世界に引き込まれます。
「こんにちは なつですよ」のリズムも心地よくて、夏が擬人化されているので、
「夏の訪れ」の様子が目から、耳からすーっと入ってきます。
まだ夏を数回しか経験したことない幼児は、
絵本で見たものと、自分の経験を重ねて「これを夏というんだな!!」と
夏を理解していくんだな~~と思います。
季節の訪れ、移り変わりを伝えるってなかなか難しいですよね。
絵本に頼りっきりですが、
「先生!蝉が鳴いてるよ!!」と子ども達が自然の音に耳を傾けてる姿を見ると
素敵な感性が育っているな♡と感じます。
素敵な絵本です。